『主婦が派遣で働くのは難しいよね・・・』
と思っている方、けっこう多いですよね。
確かに子育て中の主婦であれば働ける時間や場所も制限されてしまうのは事実です。
でも、実際は私のような普通の主婦でも、派遣会社選びと求人をしっかり選べば、派遣で長く働くことができます。
とは言っても、条件の良い求人にはエントリーが集中することもあります。
そこで今回は「派遣で採用されるための必勝法」をご紹介します。
実際に私が採用を勝ち取った「誰にでも簡単にできる方法」なので、参考にしていただけると幸いです。
では、さっそくいってみましょう!
【派遣で採用されるコツ:その1】社内選考で選ばれるための秘策を知る
最終的に「採用」が決定するまでには2つの関門があります!
一つ目が派遣会社の社内選考、二つ目が派遣先との顔合わせ(面接)です。
この章では、一つ目の関門「社内選考での秘策」をご紹介します。
秘策その1:派遣会社に直接電話をして求人について質問する
派遣登録後に派遣会社の求人サイトやメールで紹介された求人で「これ!応募したい!」と思う求人があった時は、主にサイト上で応募をしますよね。
秘策その1!
サイト上で応募を行う前に、電話で求人内容を確認&熱意を伝えること!
これ、必ずやってください。
派遣会社の求人部署に電話をかけて、担当者に以下のことを中心にヒアリングをしてみてください。
- エントリーしたいが求められるスキルなどはあるか
- 具体的な仕事内容
- 同じ職種の派遣スタッフはいるのか
- 職場の雰囲気
- (長く働く派遣スタッフが多いのか等、人間関係の良し悪しがわかるような質問をしてみる)
『教えて頂けると助かります』という言葉と優しい雰囲気でヒアリングしましょう。
秘策その2:この職場で働きたいという熱意を伝える!
電話で担当者に仕事内容などをヒアリングして確認した上で、やっぱり応募したい求人であればここからが勝負です。
秘策その2!
『この職場で働きたいという熱意を伝える』
私の場合は、サイト上での応募前に電話をかけたら既に他の人に決まりかけているからエントリーできないかも、と言われたんです。
なので、どうしてもこの職場で働きたいという熱意を伝えてコーディネーターを説得して、なんとか上司につなげてもらい話をして採用を勝ち取ったという経緯がありました。
ダメでもともと…!
当時の私は正社員の転職活動で不採用の嵐だったので、峠を超えメンタルが強くなっていたのかもしれません。
もしあの時に派遣会社に電話をかけていなければサイト上で応募をしても、「今回は見送りとなりました」という一通のメールだけで話が終わっていた可能性が高かったと思います。
次の関門へ続く!!
【派遣で採用されるコツ:その2】企業との面接対策を万全にする
次に、2つ目の関門が「職場見学」という名の「面接」です。
派遣法では、派遣先の人事や上司が派遣スタッフに対して「面接」することを禁止しています。
ただ、実際には派遣社員が派遣先を「職場見学」をする際に面接に近いようなことをしているのが現状です。
職場見学という名の面接では、以下4人が同席することが多いです。
- 派遣会社の担当者、派遣社員
- 派遣先の部署の上司(になる人)、人事担当者(部長か課長)
時間にして30分ほどです。
職場見学は実際の仕事場を見学し、そのあとは会議室などで面談に近い話し合いがなされます。
以下では、実際に聞かれることが多い質問ごとの対策・回答例を詳しくご紹介します。
未経験の職種での志望動機は?どうアピールする?
職場見学は面接に近い内容なので、志望動機を聞かれることも多いです。
未経験の職種だと、志望動機でどうやってアピールすればいいのか悩みますよね。
私もけっこう悩みました。
でも、私は「働きたい!という熱意を具体的にアピール」して採用が決まりました。
それは、志望動機に
- 職種に求められる能力と自分の長所を結びつける
- 過去のリアルな経験を入れる
- その職種に対する素直な感想を入れる
などを意識して入れて話すということです。
私がエントリーした派遣の求人は「営業事務」。未経験の職種でした。
私は営業の経験は数年だけあったものの、営業事務は全くの未経験なのでアピールが難しいと感じていました。
そこで、私は職場見学(事実上の面接)で「志望動機」を以下のように話しました。
私は事務的な作業が好きなので、今までイベントや業務の裏方・サポート役を望んでやることが多かったです。
そのような役割にやりがいがあり、積極的にやってきました。
また、営業の経験が少しだけありますが、事務の方には本当に助けていただくことが多く、事務の方のありがたみを実感してきました。
営業事務は未経験ですが、少しでも早くお役に立てるよう頑張りますので宜しくお願いします。
この志望動機には2つのポイントがあります。
実際に、私が「事務の方のありがたみを実感してきました」と話したところ、派遣先の上司(になる方)が
そうそう、事務の仕事って実は大変だよね、営業が知らないところでも事務に助けられてるからね
と言ってくださって、距離が近くなった感じがしました。
そして、職場見学の翌日に、採用の連絡をいただき本当に嬉しかったのを今でも覚えています。
この採用が決まるまで、転職活動はうまくいかず、ある大手派遣会社1社だけに派遣登録しても仕事紹介はあまりなく、かなり辛かったんです・・・
ここからは、志望動機の参考例をいくつかご紹介します。ぜひ取り入れてみてくださいね。
事務職などのオフィス系での志望動機
- 今まで裏方としてのサポートする役割が多かった(その役割が好き)
- 学生の時の文化祭や前職でも、業務の進捗管理や確認の役割が多かった
- 前職では◯◯という業務で、コツコツと確認作業をして部署全体でミスを減らせた
- ◯◯という資格取得のため(またはパソコンでエクセル)勉強中です。仕事で生かしたいと思っています。
コールセンターなどの接客業での志望動機
- 学生の時にファミレスでアルバイトを経験し、幅広い年齢層のお客様の対応をしたことで接客業とやりがいを知った
- 今まで顧客の立場としてコールセンターを利用したときにすごく丁寧な対応をしてもらえた。自分もこんなふうに仕事ができたら素敵だな、と素直に思った。
子どもが風邪を引いたら?のベストな回答とは?
『子供が風邪をひいたりした場合、誰か面倒を見てくれる人は近くにいますか?』
子育て中の主婦への質問で必ず聞かれる定番です。
派遣先としては気になることの1つです。
ベストな回答は、正直に答えることです。
でも、『誰も見てくれる人がいません(私が休むしかない)』と言ってしまうと採用が難しくなることが多いのも事実です。
そこで、ぜひ知っておいて欲しい制度があります。
それは『病児保育』です。
まだまだ認知度が低いようですが、病児保育は市町村の公的な制度です。
病院や認可保育園で、医師や看護師が常駐する施設で病気の子供の面倒を一時的に預かってみてくれる制度です。
費用は1日あたり約2,000円ぐらいです(市区町村で多少異なる場合あり)
病児保育の利用は、事前の登録が必要です。
お住いの役所に電話で聞けば、近くの病児保育をやっている施設と住所と電話番号を教えてもらえます。
私も役所に電話で聞き教えてもらいました。
なので、『子供が風邪をひいた時どうする?』の質問には
『病児保育の登録をしていますので、もしもの時は預けることも可能です』
と答えると派遣先としてもひとまず安心すると思います。
妊娠の予定はありますか?への回答
『妊娠の予定はありますか?』
これって、本当はしてはいけない質問です。セクハラ発言だからです。
でも、派遣先としてはやはり気になるなので・・・私も聞かれた経験があります。さらっと聞いてきました。
ただ、妊娠するかどうか、先のことはわからないですよね。
なので、
『現在、予定はありません』
と答えるのがベストです。
「将来的には子供を持ちたい」とか必要以上に話さない方がいいと思います。
以前、私は正社員の転職活動の最終面接で「将来的には・・・」と話して不採用になった経験があります・・・。
【派遣で採用されるコツ:その3】自分の合った派遣会社に複数登録・複数応募すること!
もし、今すでに派遣会社に登録しているならば、そこは自分に適した派遣会社でしょうか?
派遣会社はいくつもありますが、それぞれ対象とする年齢層や職種や強みが違います。
オフィス系の事務職に力を入れている会社、製造系に特化した会社、20代の独身者向けの職種に特化した会社、など様々です。
自分に適した派遣会社への登録がされていることがとても重要です。
例えば、30代の主婦が20代独身女性向けの派遣会社に派遣登録しても、採用は難しいからです。
さらに、派遣会社は2社ぐらいに派遣登録して、複数の求人に応募するのが採用までの近道です。
求人を比較してよりよい職場を選べますし、今後お世話になる派遣会社のサポート体制や営業力なども比べることができます。
私も2~3つの派遣会社に派遣登録したことで、採用されやすくなりました。
詳しくはこちらの記事を参考にしてくださいね。
まとめ:派遣で採用されるコツは3つ!
今回の記事、いかがでしたか?
実際に私が長年勤務する派遣先の大手企業では、40人近くの女性の派遣スタッフが働いています。
40名のうち、子育て主婦が6割を占めています。
しかも、私含めほとんどの人が未経験からのスタートです。
主婦だから採用されない、ということはありません。
事前に対策をすれば、採用を勝ち取ることはできます!!
なので、派遣会社の専門のコーディネーターとしっかり話をすすめながら、この記事に書いたことも実践してみてくださいね!
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