「派遣のスキルチェックで何をするの?」「Excelが苦手で、ほとんどできなかったらどうしよう……」
私も初めて派遣登録したとき、タイピングの結果が悪くて落ち込んだことがあります。その後、自宅で練習し、約1週間後に再挑戦した経験があります。
これから準備する方には、受ける項目とパソコン環境を確認し、タイピングとExcelの基本操作を実際に試すことをおすすめします。全部を完璧にしてから登録しようとするより、今できる操作と苦手な操作を整理しておくと、仕事探しの相談にも役立ちます。
この記事では、派遣で10年以上働いた私の過去の経験と、公式情報を分けて紹介します。受検などの案内は2026年10月20日、無料研修の利用条件は2026年10月27日に確認しました。派遣会社や希望職種によって、チェックの内容・必要なスキルは異なります。
派遣のスキルチェックは何をする?練習前に知りたいこと
スキルチェックは、パソコン操作や知識などを確認するために行われます。受ける項目は、希望する仕事と派遣会社の案内に合わせて確認しましょう。
| 項目 | 確認・練習する内容の例 |
|---|---|
| 文字・数字の入力 | 文章の入力、変換、数字の入力、入力ミスの見直し |
| Excel | セルへの入力、修正、計算、表の書式やデータの扱い |
| Word | 文章入力、文字や段落の調整、表、印刷設定 |
| 適性・一般知識など | 派遣会社から案内された内容に沿って準備する |
上の表は準備する内容の例です。各社の実際の出題内容や、共通の「初級・中級・上級」の基準を示したものではありません。
「スキルチェックの結果」と「仕事が決まるか」は分けて考える
マンパワーの公式案内では、スキルチェックは合否を決める試験ではなく、合う仕事を提案するための確認と説明されています。一方、リクルートスタッフィングは、希望職種などによって未受検だと紹介できる仕事が少なくなる場合があると案内しています。
そのため、「できなかったら派遣登録は必ず不合格」「受けなくても仕事紹介に影響しない」と、どちらかに決めつけることはできません。希望する仕事で必要な項目を、担当者に確認してみてください。
参考:マンパワー公式・登録会とスキルチェック/リクルートスタッフィング公式・仕事探しから就業決定まで
タイピングは、速さより先に正確に入力する練習から
最初に、短い文章を見ながら入力してみましょう。入力した文字や数字が合っているか、変換ミスや抜けがないかを見直します。仕事で数字を扱う予定なら、数字入力も練習しておくとよいと思います。
- 短い文章で、普段の入力の様子を確かめる。
- 苦手なキーや変換、句読点などを意識して繰り返す。
- 同じサイト・同じ形式で練習し、ミスが減ったかを確認する。
例えば家事の合間に5〜10分など、取り組みやすい時間を決めてみてください。これは練習の一例で、一定期間での上達や仕事の決定を保証するものではありません。
私が利用した無料のタイピング練習サイト
私が練習に使ったのは、e-typing(イータイピング)とmyTyping(マイタイピング)です。現在も両サイトで無料のタイピング練習が案内されています。e-typingには腕だめしレベルチェック、myTypingには初心者向け講座やビジネスメールの練習があります。
タイピングの指標は、サイトによって数え方や課題が違います。練習サイトの点数を、そのまま派遣会社の合格点に置き換えず、同じ条件で自分の変化を見るために使いましょう。
私の体験:練習してから再挑戦できた
初めて受けたときは、タイピングが思うようにできませんでした。そこで自宅で練習し、派遣登録から約1週間後にオンラインで再挑戦しました。初回より入力できるようになったことは、自信につながりました。
ただし、これは当時の私のケースです。今も同じ間隔で再受検できるか、どの結果が残るかは、登録先の現在のルールを確認してください。
Excelが苦手なら、入力・計算・保存を一つずつ試す
以前の私は、Excelの文字や数字の入力はできても、計算などは得意ではありませんでした。それでも大手メーカーの営業事務として働けた経験があります。
ただ、私が担当した仕事の経験から「事務職ならExcelは不要」とは言えません。求人に書かれている業務と必要な操作を見て、準備する範囲を決めることが大切です。
何から始めればよいか迷ったら、次のような基本操作を自分で確かめてみましょう。
- 指定したセルに文字・数値を入力し、間違いを修正する。
- セルを参照した計算式を入力し、合計を求める。
- 列幅や表示形式を調整し、読みやすい表にする。
- 表全体の対応関係を保って並べ替える。
- 名前を付けて保存し、もう一度開く。
これらは練習の出発点です。業務で関数やグラフなどを使う求人なら、その操作も追加して確認しましょう。基本操作はMicrosoft公式の「Excelの基本的な作業」で復習できます。
Excelの基本操作を試す練習例
以下はこの記事用に作った練習例です。派遣会社の実際の試験問題や、出題予想ではありません。手元のExcelで、A1から見出しとデータを入力してください。D列の金額は、自分で計算式を入れて求めます。
| A列:品名 | B列:数量 | C列:単価 | D列:金額 |
|---|---|---|---|
| ボールペン | 20 | 80 | 自分で計算 |
| 付箋 | 5 | 120 | 自分で計算 |
| 封筒 | 3 | 250 | 自分で計算 |
- D2に数量×単価の式を入れ、D3・D4にもそれぞれの行の計算式を入れる。
- D5にD2〜D4の合計を求める式を入れる。
- 金額を桁区切りで表示し、列幅を整える。
- ファイルに名前を付けて保存し、開き直して式と結果を確認する。
答えと確認ポイントを見る
D2は =B2*C2、D3は =B3*C3、D4は =B4*C4 です。金額は順に1,600円・600円・750円。D5に =SUM(D2:D4) を入れると、合計は2,950円になります。
数字を直接打って答えだけを合わせるより、数量や単価を変えると金額も変わるか確認してみてください。SUMの使い方はMicrosoft公式の解説でも確認できます。
知識を確認する別の方法として、パソコン教室が公開するパソカレッジのExcelスキルチェックもあります。無料・登録不要の知識問題として案内されていますが、実際にExcelを操作する練習とは分けて使いましょう。
入力や計算を一から復習したい方は、登録先で使える無料のExcel・Word研修と利用条件も確認してみてください。まだ派遣登録していない方は、まずこの記事の練習例から試せます。
Word・一般知識は、案内された項目に合わせて準備する
Wordが不安なら、短いお知らせ文を作ってみると、どの操作が苦手か確認できます。タイトルを付ける、文字サイズを変える、箇条書きを入れる、印刷プレビューを見る、といった基本から試してみましょう。
私も初回のスキルチェックではWordに苦戦しました。苦手な点を曖昧にせず、「文章入力はできるが、表の調整には不安がある」のように整理すると、練習する項目を絞りやすくなります。
適性診断や一般知識などは、パソコン操作と同じ準備方法とは限りません。受検案内の目的・制限時間・注意事項を読み、そのルールに沿って受けてください。
スキルチェックがボロボロだったときの相談とやり直し
思ったようにできなくても、まず「操作を知らなかった」「時間が足りなかった」「通信や機器に問題があった」など、困った点を整理しましょう。そのうえで、結果を踏まえて紹介できる仕事や、再受検の方法を担当者に相談してみてください。
「文字入力はできましたが、Excelの計算問題で手が止まりました。希望している事務職では、どの操作が必要ですか? 基本操作を練習した後に再受検できるか、手順と結果の反映方法も教えてください。」
本人の発言記録ではなく、相談文の例です。状況に合わせて言い換えてください。
やり直せるかは、会社とチェックの種類で確認する
リクルートスタッフィングの公式案内では、タイピングスキルチェックは再実施でき、最新の結果が反映されるとされています。これをExcelなど別の項目や、他社すべてに広げて考えないようにしましょう。
以前テンプスタッフへ問い合わせた際、ExcelやWordが少しでもできるなら、スキルチェックを受けた方がよいと説明を受けました。これは当時の回答です。今の希望職種で必要な項目は、現在の受検案内に沿って確かめてください。
テンプスタッフについて、今回確認した登録手続きの公開FAQでは、スキルチェックの種類は経験・スキル・希望職種に合わせると案内されています。再受検の回数や間隔を、そのページだけで確定できなかったため、MYページの案内や担当者への確認をおすすめします。
なお、テスト中の検索・資料参照などは、それぞれの受検ルールに従ってください。練習で操作を調べる時間と、本番で自分のスキルを確かめる時間は分けておきましょう。
自宅で受ける前に確認したいパソコン環境
- 指定の端末・OS・ブラウザーに対応しているか。
- キーボードやマウスが使えるか。数字入力では普段使う入力方法も確認する。
- 通信と電源が安定していて、途中で席を外さずに取り組めるか。
- 制限時間、途中中断、再開・再受検のルールを確認したか。
- 不具合が起きたときの問い合わせ先がわかるか。
スマホで登録できる会社でも、スキルチェックをすべてスマホで受けられるとは限りません。リクルートスタッフィングのタイピングはキーボードのあるPC環境での実施が案内されています。マンパワーも、日本語文章入力・テンキー入力と、スマホに対応する知識項目を分けて掲載しています。
PCを用意できない場合は、申し込む前に代わりの受検方法があるか相談しましょう。共用PCを利用する場合も、登録先の案内や個人情報の扱いを確認してください。
登録先の無料研修で、Excel・Wordを学び直すには?
練習してみて「計算式の入れ方から復習したい」「久しぶりで操作を忘れている」と感じたら、登録先の無料eラーニングも選択肢です。スタッフ登録の段階、受講申し込み、利用期間、使える端末は会社によって違います。
すでに登録している方は、まずその会社の受講条件を確認しましょう。これから派遣で仕事を探したい方は、希望する勤務時間・職種と研修の利用条件を合わせて確認してみてください。研修だけを理由に3社すべてへ登録する必要はありません。
テンプスタッフ:L-TEMP
本登録した方が対象で、現在就業していなくても利用できます。仮登録だけでは利用できません。MY IDを使い、スタッフ登録とは別に受講を申し込みます。
受講料は無料で、利用期間は申込後から無期限。ただし、90日間ログインしないとIDが削除され、再申込が必要です。スマホでの視聴にも対応していますが、動画を見ながら実際にExcelなどを操作する場合は、ご自身のPCとソフトが必要です。Mac向けの学習用データは用意されていません。
登録済みの方:L-TEMPの受講方法・環境を確認する〈公式〉これから仕事探しも相談したい方:テンプスタッフの本登録・準備を確認する
リクルートスタッフィング:ELAN
登録スタッフ向けに案内される無料のオンライン研修です。MyPageへログインして利用を申し込み、受講案内のメールを確認して始めます。申込後は通常数時間以内ですが、最大2営業日程度かかる場合があります。
ログインIDは申込月の翌年同月末まで有効です。有効期限前の2か月以内にELANへログインすると、期限が1年延長されます。スマホでも受講できますが、Officeの操作を身に付けるにはPCでの学習が勧められています。
Excel理解度チェックにはスマホで受けられるものもあります。これは実際のファイル操作の練習とは分けて考え、分かったつもりの操作をPCでも試してみましょう。
登録済みの方:ELANの講座・利用案内を確認する〈公式〉これから仕事探しも相談したい方:リクルートスタッフィングの登録方法・本人確認を読む
利用期限・延長・対応環境は、リクルートスタッフィング公式のELAN FAQでも確認できます。
マンパワーグループ:Percipio
正式登録した方が無料で受講できます。登録支店へ受講希望を伝え、案内メールを受け取って始めます。MYページの作成だけで利用できると考えず、正式登録の状況を確認してください。利用期間は案内メールを受け取ってから80日間です。
Word・Excel・PowerPointの2021シリーズは、Mac・スマホ・タブレットに対応していません。ほかの講座は対応環境が異なるため、使いたい教材と手元の端末を申込前に確認しましょう。
登録済みの方:Percipioの申込方法・対応端末を確認する〈公式〉これから仕事探しも相談したい方:マンパワーの正式登録までの流れを読む
動画を見る時間と、実際に操作する時間を分けよう
子どものお迎えまでの空き時間に解説を視聴し、PCを使える時間に同じ操作を試すなど、生活に合わせて進めてみてください。まず入力・保存・基本の計算から確認し、希望の仕事に必要な操作へ進む方法をおすすめします。これは学び方の提案で、一定時間での上達や採用を保証するものではありません。
講座の受講料が無料でも、通信費やPC・ソフトの用意にかかる費用は別です。受講条件や対応環境は変わるため、申込前に各社の公式案内をご確認ください。
無料研修の条件確認:2026年10月27日
今できることを確認して、希望の仕事に必要な練習へ進もう
スキルチェックの準備で大切なのは、点数だけを追いかけず、自分がどんな操作をできるか確かめることだと思います。
まずはタイピングのミスを見直し、Excelの入力や計算を試してみる。苦手な操作があれば練習し、受検後は結果と希望職種について相談する。この順番なら、次に何をすればよいか整理できます。
派遣会社を比較したい方は、私が実際に利用した主婦におすすめの派遣会社3社と選び方もご覧ください。希望する仕事と家庭の予定に合う条件を、一緒に整理してみてくださいね。



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