派遣の手取りは?実際に年収を29万円アップさせた方法も公開【実体験】

派遣のお金と福利厚生
  • 派遣の手取りはいくらぐらいかな
  • 派遣で手取り(年収)をあげるために有効な方法を知りたい


この記事では、このような悩み・疑問に答えていきます。

この記事で分かること
  • 派遣の手取り
  • 派遣の給料での注意点
  • 派遣で手取り(年収)をあげるための方法【実体験】


この記事を書いているのは、派遣歴10年以上で子育て主婦のかおりです。

かおり(派遣歴10年以上)
かおり(派遣歴10年以上)

私はこれまで派遣で手取り(年収)を少しずつあげてきました。

そこで今回は、派遣の手取額・注意点・年収をあげるための方法をご紹介します。

手取り額とは、会社があなたの銀行口座に振り込む金額です。

※会社があなたの代わりに、給料から税金や社会保険料等を差し引いて、税務署や健保にお金をおさめています。

【派遣の手取り】事務で時給1500円の場合

結論として、派遣の平均時給1500円で計算すると、1ヶ月の手取りは約19万円となります。

前提条件は次の通りです。

  • 1日の就業時間は8時間(昼休み休憩1時間を除く)
  • 1ヶ月に平均21日働く

時給1500円の年収・月収・手取り額の一覧


◆手取り額

各項目時給1500円の場合
1年間228万円2,000円
1ヶ月19万円
※最終的に自分で
住民税を支払った
後の金額


◆額面

各項目時給1500円の場合
1年間302万円
1ヶ月25万2,000円


「額面」と「手取り額」の差額は、税金や社会保険料等です。

よくある質問①:派遣の平均時給はどのくらい?

手取りを計算するためには「時給」が必要ですが、派遣・事務職の平均時給(※)は三大都市圏で次のようになっています。

  • オフィスワーク系:1,579円
  • 営業・販売・サービス系:1,476円

ちなみに、専門職のIT系では、時給が2000円を超えています。

実際に私が初めて派遣で働いた営業事務は、時給1400円(埼玉県)でした。

東京都内の支店では、同僚派遣の時給が1600円ほどだったので、けっこう平均に近くリアルな時給だと思います。

※2019年6月の三大都市圏の派遣の平均時給
(参照元:エンジャパンの三大都市圏の募集時平均時給レポート


よくある質問②:手取額の計算方法とは?

手取額の計算は、次の流れで行います。

  1. 額面の計算
  2. 税金や社会保険料の計算
  3. 手取り額の計算(1から2をひいた残り)

例えば、額面は「時給1500円×8時間勤務×21日間労働=252,000円(①)」という感じで計算します。

次に、税金と社会保険(参考:協会けんぽ)を計算します。

44,285円(②):所得税、社会保険料、雇用保険料の合計額(=会社が天引きする合計額)

17,208円(③):住民税(=自分で銀行やコンビニで支払う金額)


最後に、手取額を計算すると190,507円となります。

252,000円(①)ー44,285円(②)ー17,208円(③)=190,507円

派遣の場合は、住民税は給料から差し引かれないため、自分で銀行・コンビニなどを通じて支払います。


よくある質問③:派遣の手取りは多い?少ない?

実際に私自身は派遣で長年働いてきて、手取りが多いと感じています。

理由は次の通りです。

  • サービス残業がないこと
  • 業務内容が明確だから無駄なことをしなくていい


しかも、残業する場合は1分単位でつけることができました。(これには正直驚いた・・・)

派遣の手取り(年収)を計算するときに注意する4つのポイント!

続いて、派遣では手取り(年収)を計算するときに注意すべきポイントが4つあります。

大事なポイントなので、最後まで読み進めてみてください。

交通費は支給されない場合が多い(求人による)

派遣では、通勤の交通費が支給されない場合が多いです。

ただ、最近では派遣の求人に「交通費月額1万円まで」「交通費支給」と書かれているものも少なくないので、確認してみてくださいね。

また、派遣で働く友人は、交通費が毎月1万円を超えるような地域から通勤していたため、派遣会社に交渉して定期代を支給してもらっていました。

これはイレギュラーな対応ではありますが、交渉によっては定期代や時給を少しあげる等の対応をしてもらえることもあります。

とは言っても、交渉は簡単なことではないので、まずは勤務地が自宅から近いところを優先的に探してみると良いと思います。


連休・祝日が多い月は手取り額が少なくなるから注意

派遣は時給制が多いので、月の就業日数によって収入が変わるため注意が必要です。

連休が多い月は、

  • 年末年始(12月・1月)
  • 5月のゴールデンウイーク
  • 8月のお盆休み
  • 9月のシルバーウィーク

などです。

時給1500円で働いている場合、例えば、3日間の連休・祝日があると、手取りが約2万7,000円も減ることになります。

「今月お金が足りない!」なんてことにならないためにも、1年間の手取額を12等分して毎月の収支を考えておくと良いと思います。

派遣はボーナスがない

派遣にはボーナスがありません。

正社員との年収に差ができるのは、ボーナス部分が大きいともいえます。(企業規模や職種でも大きく異なります)

ただ、派遣は時間的な余裕がありつつも時給が高いため、ボーナスが出ないことをデメリットに感じない場合もあるかと思います。

残業代は25%割増!仕事探しの段階で確認できる!

残業代は通常25%割増の場合が多いので、しっかり稼ぎたい方は仕事探しの段階で「残業あり」の求人に応募する方が良いです。

実際に事例をつかって残業代をリアルに計算してみると、

例えば、時給1500円・毎日1時間・1ヶ月で21日残業した場合

1500円×1時間×0.25割増×21日
=1,875円×21日
約3万9,000円

となります。

手取りだと、約3万円ほどです。

毎日1時間の残業で、1ヶ月で手元のお金が3万円も増えるのは大きいですよね。

実際に、派遣の求人には「1ヶ月の残業10〜20時間」や「1ヶ月の残業20〜30時間」という記載はよくみかける条件です。

しっかり稼ぎたい人は、ぜひ、仕事探しで求人を確認する際に残業の有無・時間数をチェックしてみてください!

派遣で年収を29万円アップさせた方法を解説

最後に、実際に私が行った「派遣で年収を29万円アップさせた方法」をご紹介します。

それは、派遣会社のスキルアップ講座(パソコン系、IT系など様々)をとことん利用する、というものです。

つまり、自分のスキルをあげて時給をあげることで手取りを増やすんです。

大手派遣会社には、派遣登録をすれば就業に関係なく、誰でも無料で利用できるスキルアップ講座があります。

実際に私は、大手派遣会社(テンプスタッフ)のスキルアップ講座を使い倒したことで、手取りを増やすことができました。


具体的に言うと、大の苦手だったエクセルの講座をオンライン受講して、仕事でガンガン使って、1年後に希望していた別の部署に異動が決まり、時給があがり手取りも増えました(^^)


正直、スキルアップは短期間ですぐに手取り(年収)アップにむすびつくものではありません。


ただ、自分のスキルを少しでもあげておくと、新しい部署や希望の部署へのチャンスをつかめる可能性は格段に高くなります。


理由は、真面目にスキルアップする派遣社員は意外と少ないから、です。

ちなみに、私が6年以上働いた大手派遣会社「テンプスタッフ」では、クイックweb登録(5分程度の簡単入力・スマホ可能)だけで、豊富なスキルアップ講座が無料でオンライン受講できます(^^)

他の派遣会社にはない、かなりお得なサービスです。

こちらの記事でわかりやすくご紹介しています。読み進めてみてください。

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