私は正社員で約6年働いたあと、単発の派遣を経験し、その後は10年以上、派遣という働き方を選んできました。気づけば、自分の経歴の中で一番長く続けている働き方になっていました。
育児中も続けられた理由を振り返ると、派遣という名前そのものより、仕事のやりがい、職場の支え、退勤時刻の見通し、生活に必要な収入が自分の希望に合っていたことが大きかったと思います。
この記事は、私自身が働いてきた中で感じたことをまとめた体験談です。子育て中の方すべてに派遣が最適という意味でも、同じ条件の仕事が今も見つかるという保証でもありません。
忙しい正社員の仕事から、働き方を見直したきっかけ
派遣を始める前は、正社員として責任のある仕事を任され、夜遅くまでの残業や土曜出勤が続く職場で働いていました。目の前の仕事を終えることに精いっぱいで、将来の生活を考える余裕があまりありませんでした。
結婚して半年ほどたったころ、「この働き方を続けながら、将来子育てができるのだろうか」と考えるようになりました。仕事の基盤をつくりたい気持ちと、家族を持つことへの希望が重なっていた時期です。
退職後は正社員にこだわって転職活動をしましたが、思うように決まりませんでした。選考の場で今後子どもを持つ予定を聞かれ、その後不採用になった経験もあります。ただし、不採用の理由がその回答だったかは確認できていません。
当時は落ち込みましたが、その経験から「30代の新婚なら正社員は無理」と一般化することはできません。厚生労働省も、公正な採用選考は本人の適性・能力に基づくことを基本としています。
働き方を考え直していたとき、友人が派遣を教えてくれました。私にはそれが、仕事を続けるための新しい選択肢になりました。転職の経緯と条件整理は、結婚後に派遣へ転職した私の体験にもまとめています。
育児中も私が派遣を続けた4つの理由
1.自分に合うやりがいを感じられた
私が担当した仕事には、業務の範囲が分かりやすく、誰かの仕事を支える役割がありました。難しすぎて手がつかないわけでも、まったく楽しさがないわけでもなく、自分にとって取り組みやすいと感じました。
収入だけでなく、仕事をして役に立っている感覚があったことも、長く続ける理由になりました。これは私が経験した仕事での感想です。派遣はすべて補助業務で責任が軽い、パートより仕事が難しいといった比較はできません。
同じ職種名でも担当範囲は違うため、次の仕事を選ぶときにも、何を任され、誰に確認できるかを大事にしたいと思います。
2.子どもの急病や送迎で、職場に助けてもらえた
子どもの体調不良で仕事を休むとき、当時の職場では嫌な対応をされたことがなく、周囲に支えてもらいました。保育園の都合で退勤時刻を30分早めてもらったこともあります。
私が働いた職場には大手企業のグループ会社もあり、小さな会社もありました。ただ、会社の規模や名前だけで、子育てへの理解や個別の対応が決まるわけではありません。
私自身は相談に応じてもらえて働きやすく感じましたが、これから探す方は、急な休みの連絡方法、業務を引き継ぐ人、勤務時間を調整できる範囲を個別に確認してほしいです。
3.退勤の見通しが立つと、家での時間にも余裕ができた
以前の正社員の職場では、業務量が多く、定時で帰ることが難しく感じられました。周りにどう見られるかを気にして、仕事が終わっていても残ってしまったこともあります。
その後、退勤時刻の見通しが立つ働き方になったことは、私には大きな変化でした。帰宅後の予定が組みやすくなり、時間だけでなく気持ちにも余裕ができたと感じます。
ただし、派遣だから必ず定時に帰れるわけではありません。私は残業のない条件を重視して仕事を選んできました。希望と実態を確かめる方法は、派遣の残業の確認点で詳しく整理しています。
4.働ける時間と収入のバランスが、自分の生活に合っていた
私が最初に派遣で担当した事務の時給は、当時1400円でした。関東近郊で働いたときの個別の条件で、現在の相場や未経験の方の時給を示す数字ではありません。
当時の私には、仕事のやりがいと収入、家庭に使える時間のバランスが合っていました。一方、時給制では働く日数や時間によって月々の給与が変わるため、時給だけで判断することはできません。
現在の求人を選ぶなら、勤務日数、交通費、保険料や税金なども確認します。詳しい見積もり方は、派遣の年収・手取りへ進めます。
続けやすさは、制度の条件と契約の確認も含めて考えたい
私は派遣で産休・育休を取得して復帰しましたが、登録するだけで同じ制度や給付をすべて使えるわけではありません。例えばテンプスタッフの現在の案内でも、各休業制度は要件を満たした場合に取得できるとされています。
休業と給付の条件、契約更新、復帰時の相談先を分けて確認することが大切です。制度の詳細は派遣の産休・育休・給付と復帰、育児との両立で困りやすい場面は子持ちで派遣は厳しいと感じたときの確認点に整理しています。
また、気に入った職場でも契約が続くとは限りません。今の雇用契約と、今後どんな働き方を希望するかも、派遣会社と相談しておきたいです。
私の理由を、そのまま自分の正解にしなくてもよい
私は派遣を選んで働き続けられたことを、よかったと感じています。ただ、家庭の状況や働く目的が違えば、正社員やパートなど別の方法が合うこともあります。
私の体験の中で参考になりそうな部分があれば、「自分は退勤時刻を重視したい」「仕事の教わり方を確認したい」と、自分の条件へ置き換えてみてください。
まだ希望を整理している方は、派遣が合うかを考える仕事選びの確認点へ。相談する会社を比べたい方は、私が利用した派遣会社3社の比較から登録ガイドを確認できます。
制度・サービスの確認日:2026年10月22日。体験・時給・職場の対応は当時の個別の例です。現在の求人や契約の条件は異なる場合があります。



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