派遣とは?派遣歴10年の私がわかりやすく説明します。

派遣のメリット、デメリット
  • 派遣とは何?仕組みがよくわからない
  • 派遣の働き方がイメージできない


この記事では、このような悩み・疑問に答えていきます。

この記事で分かること
  • 派遣の仕組み/メリットやデメリット
  • 派遣の3つの働き方
  • 派遣で働くまでの流れ


この記事を書いているのは、派遣歴10年以上のかおりです。

かおり(派遣歴10年以上)
かおり(派遣歴10年以上)

私も派遣で働き始めたころは、派遣とは何かがイマイチ理解できず困惑しました・・・・


そこで、この記事では、図解や体験談を交えながら「派遣とは何か?」をわかりやすくご紹介します。

では、さっそくいってみましょう!

【派遣とは?】派遣で働く前に最低限知っておいてほしいこと

派遣とは、ざっくりいうと「まず派遣会社に派遣登録し、派遣会社の紹介で仕事を紹介してもらい、働き出してからもスキルや職場での悩み等をサポートしてくれる」という働き方です。

これらのサービスは全て無料です。

なんとなく派遣の働き方についてイメージできたところで、もう少し踏み込みながらわかりやすく説明しますね。

派遣とは?仕組みを図解で解説【事例付】

例として、

あなたが「ニシ派遣会社」に希望の仕事・条件を伝え派遣登録をし、「株式会社ABC」で働く場合

で説明します。


3者の関係をまとめると次の通りです。

  1. 派遣契約
    【ニシ派遣会社 ——– 株式会社ABC】
  2. 雇用契約
    【ニシ派遣会社 ——– あなた(派遣社員)】
  3. 仕事のやり取り(業務の指揮・命令) ※契約は無い
    【株式会社ABC ——– あなた(派遣社員)】


一つずつ、わかりやすく解説しますね。


まず、派遣契約は派遣特有のもので、正社員などの「直接雇用」には無い契約です。

会社同士の契約があるからこそ、もし派遣社員が職場で悩み等があるときに、派遣会社のスタッフが勤務先(派遣先)に話をして対応してくれるわけです。


次に、雇用契約について。

正社員と派遣社員の違いは、上の図で言うと、もし正社員なら「株式会社ABC」と雇用契約を直接結ぶますが、派遣社員の場合は「ニシ派遣会社」と雇用契約を結ぶということです。

※次の章でわかりやすく解説します。

最後は、仕事のやり取りについて。

実は、派遣社員と「株式会社ABC」は仕事のやり取りがあるだけで何の契約もありません。

正社員との違いは?雇用契約をもっと詳しく解説

派遣とは何か?を理解する上で、混乱しやすいのが「雇用契約」です。

なので、具体例を使って、もう少しわかりやすく解説しますね。

派遣社員の「雇用契約」の中身を正社員と比較してみると、このようになります。

項目派遣社員正社員
勤務先株式会社ABC株式会社ABC
業務の指示株式会社ABC株式会社ABC
社会保険加入ニシ派遣会社株式会社ABC
給料振込ニシ派遣会社株式会社ABC
有給ニシ派遣会社株式会社ABC
給料(時給)の値上げ交渉ニシ派遣会社株式会社ABC株式会社ABC


正社員の場合、雇用契約を結んでいる「株式会社ABC」で働き、「株式会社ABC」の社会保険に加入&給与が振り込まれます。


一方、派遣社員の場合、派遣会社が派遣契約を結んでいる「株式会社ABC」で働き、「ニシ派遣会社」の社会保険に加入&給与が振り込まれます。


ここで注意したいことは派遣社員の場合、「給料や福利厚生など」は派遣会社が対応するので、どの派遣会社に派遣登録するかは大事ということです。

例えば、今後子育てをしながら働きたい主婦の場合は、福利厚生が整備され実績がある派遣会社を選んで派遣登録した方が良いです。

【派遣とは?】派遣での3つの働き方

続いて、「派遣とは何か?」を理解する上で不可欠な「派遣での3つの働き方」についてご紹介します。

  1. 『登録型派遣』:3ヶ月ごとに契約更新して働く
  2. 紹介予定派遣』:派遣で半年働き、その後に正社員等になることが前提
  3. 『無期雇用派遣』:1つの派遣会社で無期雇用される


以下では、これら派遣の3つの働き方について、わかりやすくまとめていきます。

登録型派遣

「登録型派遣」とは、3ヶ月ごとに契約を更新しながら働くスタイルのことです。

派遣で働く方の約8割以上が登録型派遣で働いているため、一般的に派遣というと登録型派遣を指してます。

登録型派遣は3ヶ月ごとの契約更新なので「派遣は雇用が不安定」と言われることが多いのですが、実際には派遣先(大手企業など)によっては長期勤務できる場合も多いんです。

事実、私は「登録型派遣」で約10年も派遣で働いていますし、派遣で働く友人やママ友も「登録型派遣」で5年以上働いている人がほとんどです。

私が一番長く利用したテンプスタッフの詳細はこちらでご紹介しています。


紹介予定派遣

「紹介予定派遣」とは、主に最初の6ヶ月は派遣スタッフとして働き、6ヶ月後に派遣先(勤務先)と派遣社員の両方の意志を確認して、正式に正社員や契約社員として直接雇用される働き方です。

はじめの6ヶ月間で仕事内容や職場の雰囲気などをしっかり確認した上で、正社員や契約社員として働くことを選べるのがメリットです。

こちらの記事では、私の友人(子育て中の主婦)の体験談をご紹介しています。


無期雇用派遣

無期雇用派遣とは、派遣会社と期限なく雇用契約を結んで働くことができるスタイルです。

ですので、定年まで派遣として働くことができたり、仕事が決まらないときには休業手当(給与の6割支給)などがあります。

一方、登録型派遣(3ヶ月契約更新)よりも、派遣先をあまり選り好みできない場合もあります。

「登録型派遣」の派遣社員が一定の条件を満たすと、無期雇用派遣になれたり、初めから無期雇用派遣として働く場合(無期雇用専用の派遣会社)もあります。


【派遣とは?】派遣のメリット、デメリット

続いて、派遣で働くのメリット、デメリットをわかりやすくご紹介します。

メリット:仕事が早く決まりやすい

派遣では仕事が早く決まりやすい点がメリットです。

理由は、派遣の場合、就業開始の1ヶ月半前ぐらいから求人が多く出るため、応募から選考まで早ければ10日もかからないこともあるからです。

また、一度派遣登録をすれば何度も履歴書や職務経歴書を書く必要はなく、派遣会社が希望条件に合う仕事を紹介してくれたり、自分でネットから簡単に応募できたりするので、対応がスピーディーです。


メリット:働く前に情報収集ができるからミスマッチを防げる

派遣の場合、働き出してからの「こんなはずじゃなかった・・・」というミスマッチが防げます。


理由は、働く前に派遣会社のコーディネーターや担当者を通して「派遣先=勤務先」のリアルな仕事内容や残業の具体的な時間数・繁忙期などを確認できるからです。


私は実際に、応募をする前に「職場の雰囲気・年齢層・勤続年数」などを派遣会社の担当者に確認してもらった経験があります。

このように、できるだけ自分の希望に合う職場で長期間働くための事前の情報収集ができるのが派遣のメリットです。


デメリット:雇用が不安定と言われる

派遣といえば、不安定と言われることもあります。

確かに3ヶ月ごとに更新しながら仕事をするので、正社員と比べると不安定ではあります。

ただ、3ヶ月ごとに派遣先や派遣会社から厳しい評価を受けるとか、そんな感じではありません。

形式的に近い面談です。

なので、大手派遣会社で自分に合う職場でまじめにちゃんと仕事をしていれば、派遣社員として長期間働くことは普通にできます。



派遣のメリット、デメリットはこちらの記事で詳しく解説しているので参考にしてください。



【派遣とは?】派遣で働くまでの流れを確認

派遣で働くまでの流れは、大きく5つになります。

  1. 派遣登録
  2. 求人に応募/紹介
  3. 職場見学
  4. 採用連絡
  5. 就業開始


まずは、派遣会社に「派遣登録」をしないとお仕事の紹介・応募はできません。

こちらでは、一つの記事で派遣登録から採用までの流れを理解していただくことができます。

>>>派遣はいつから働ける?即日勤務とは?派遣歴10年私の体験談を交えて徹底解説!



より詳しい解説は、こちらの3つの記事です。


まとめ:派遣とは何か?を理解して自分に合った派遣会社を選ぼう!

この記事の内容をまとめると、以下のようになります。

  • 派遣とは、派遣会社があなたに仕事を仲介してくれて勤務する仕組み
  • 派遣社員は、派遣先で仕事をするけど、給料や福利厚生は派遣会社から受ける
  • 派遣には3つの働き方がある
  • 派遣ではメリットとデメリットの両方をおさえておいたほうが良い


こちらの記事では、実際に私が利用しておすすめできる派遣会社だけをご紹介しています。

リアルな感想を書いているので、ぜひ読み進めてみてください。

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