今回は、
「共働きで働き方を変えたいけど、主婦が正社員から派遣社員への転職って実際どうなの?」
という疑問・不安に、結婚10年目で派遣歴10年目の私がこたえていきます。
まず、リアルな情報をお伝えするために我が家の家族構成をご紹介しますね。
※我が家の家族構成
- 夫(40代前半):正社員
- 私(40代前半):派遣社員
- 子供2人(6歳、2歳)
結論からいうと、私は結婚した直後に正社員から派遣に転職したのですが、派遣を選んで本当に良かったと感じています。
そこで、この記事では以下の点をわかりやすくまとめていきます。
- 正社員から派遣社員へ転職した際の3つの判断基準
- 正社員と派遣社員の待遇や職場環境を徹底比較
- 子育てしながら働きたい主婦の方
- 共働きで正社員の仕事がきつくて働き方を変えたい方
にとって、かなり参考になる情報だと思いますのでぜひ最後まで読み進めてみてください。
共働きの主婦が正社員から派遣になった判断基準は3つ!
主婦の私が、正社員から派遣社員に転職する際の判断基準は「時間」「お金」「柔軟性」の3つです。
結果的に、正社員よりも「精神的なストレスを減らして長く安定して働ける派遣」を選びました。
では詳しくご紹介します。
時間:家庭と仕事の両立ができる
共働きで働き続けるために一番優先したのは「時間の確保」です。
主婦にとって「時間」的な余裕は超大事だからです。
時間がないと、家事や育児はままならないからです。
なので、目新しいものではないけど改めて「時間」という判断基準は共働きの家庭にとってほんと大事です。
お金:必要な収入を確保できる
現実的に、転職して必要な収入を確保できるかどうかは大事な判断基準です。
後から詳しくご紹介しますが、正社員から派遣への転職では通常年収が下がる場合が多いです。
働き始めてから「なんだか手取りが少ない・・・どうしよう・・・」なんて自体は避けたいですよね。
なので、どのくらい手取りが減るのか、減った分はどうにかできる許容範囲なのか、など、この辺はシビアに計算した方が良いです。
柔軟性:職場が子育てに理解がある
子育てしながら共働きする場合、職場が子育てに理解があるかどうかはめちゃくちゃ大事です。
子供が小さいうちは特に突然体調を崩したりしがちだからです。
実際に、中小企業だと「子育てママの大変さを理解してもらうための下地作り」が必要ですが、大手派遣会社の場合は派遣先(勤務先)が大手企業が多いので、はじめから子育てに理解がある職場が多いです。
派遣先(勤務先)が大手企業だと、同じ業務をしている複数の派遣社員ママさんがいて自然と協力体制がとれるため、子供の急な休みにも対応しやすいです。
なので、会社が子育てに協力的で柔軟な対応をしてくれるかは判断基準に入れたほうが良いです。
共働きで派遣・正社員で働くケースを徹底比較
ここからは実体験を交えながら、正社員と派遣社員のリアルな待遇や勤務状況を徹底比較します。
年収:派遣になって約100万円減だけど(貯金は増えた)
もしあなたが正社員で今の年収が350〜400万円ぐらいなら、派遣社員になると年収が100万円以上減ると考えてください。
計算方法は、例えば、東京都内の派遣の事務職は平均時給が1500円ぐらいなので、これを年収に換算すると約270万円ほどになるからです。
でも、悪いことばかりじゃないです。
ここからは我が家のリアルな家計事情を紹介しますね。
結論からいうと、年収が減ったけど時間に余裕ができ、自炊ができて、さらに貯金が増えるという嬉しい誤算がありました。
正社員の時は帰宅が夜9時を過ぎていたので、頑張って週に1~2回は自炊しても、残り週4~5回は外食。
でも、派遣で働き始めてからは定時に上がれて料理を作る時間も気力もあり、多めに作って翌日仕事にお弁当を持参してランチ代も浮かせていました。
正社員から派遣になって年収は減りましたが、派遣では定時にあがれたり時間的な余裕がかなりうまれました。
それによって、自炊する楽しさや健康に気遣えたり、派遣という働き方は想像以上に大きなメリットがありましたよ。
雇用:40代突入したが安定している
派遣といえば、雇用が不安定とよく言われます。
それは派遣が3ヶ月ごとに契約更新をするからです。
でも、実際に派遣で10年働いてきて「やばい、契約更新は無理かも・・・」なんて状況になったことは実は全くありません。
大手派遣会社の派遣社員なら、30代、40代の多くの派遣社員が安定して長期で働いています。
ただ、パソコンが全くできなかったり、協調性が全くない、という人は派遣でも採用が難しいです。
ということで、「派遣って不安定だよね」という一般論はあまり気にしなくて良いです。
残業:定時に帰れる
派遣なら定時でスパッとあがれます。
もちろん、サービス残業もありません。
嫌な顔で「もう帰るの?」みたいな視線を送ってくる人もいません。
以前、定時に気づかずに仕事していると、上司が「そろそろ時間だよ〜」と教えてくれることもありました。
でも、正社員の時は定時に帰るのはほんと大変でした。
まれに仕事が終わっているときでも、周りの目が気になって早く帰れませんでした。
でも、派遣なら定時であがれますし、仕事探しの段階で残業なし・残業◯時間、を選択できます。
予定通りに定時で仕事を上がれると、メンタル的にもいいことづくめです。
通勤:自宅から近い職場を選んで通勤時間を短縮
派遣では、自宅から近い職場を選べます。
通勤時間は片道30分までと決めて仕事を探すようにしています。
実際に、一番近い派遣の職場は自転車通勤をしていました。(これはレアケースですが・・・)
でも、正社員の時は自分の意志に関係なく転勤や異動がありますよね。
私は正社員の時に異動のあと、通勤時間が電車で片道2時間近いこともありました。
引っ越しも検討しましたが、引っ越し費用は自己負担だったので我慢して通勤していました。
もちろん、派遣の求人のタイミングにもよりますが、派遣では通勤時間をコントロールできる点はメリットです。
派遣は普通のパートと比べて効率よく稼げる
派遣は、普通のパートより効率的にしっかり稼げます。
一番の理由は、派遣の時給の高さ。
普通のパートなら、よくて時給900円ぐらいですよね。
でも、派遣なら事務職でも時給1300〜1600円ぐらいがほとんどです。未経験でも時給はほぼ同じです(地域差はあります)
初めての派遣の仕事が営業事務だったのですが、未経験スタートで時給1400円ほどでした(関東圏・都内ではない)。
※参考:都内なら時給1600円ぐらいになります。
最近では、主婦に人気の派遣パートの求人も増えているので、いづれにしても効率よく稼ぐなら派遣が断然おすすめです。
共働きで正社員から派遣になって感じたメリット、注意点
実際に共働きの主婦が、正社員から派遣に転職して感じたメリット・注意点をまとめていきます。
メリット:時間的・精神的な余裕がある!
派遣という働き方なら、とにかく時間に余裕があります。
私は仕事とプライベートの切り替えが下手な方なのですが、派遣で働きだしてからは時間に余裕がある職場を選べるので、切り替えができるようになりました。
加えて、派遣では人間関係もわりとあっさりしていて余計な付き合いもないので、トータルで考えて、家に仕事のストレスを持ち帰らずにすんでます。
こちらの記事では、結婚して正社員から派遣に転職した私自身が感じたメリットとデメリットを全て解説しています。
「派遣ってこんなメリットあるの?」というのもけっこうあると思うので、ぜひ参考にしてみてください。
注意点:一般的には世帯年収が減るので貯金額も少なくなるかも
冒頭でふれたように、正社員から派遣社員へ転職すると年収で約100万円は下がる可能性があります。
なので一般的には世帯年収が減るため、将来的な貯金額も少なくなる可能性もあります。
(我が家のように正社員の時に貯金があまりできなかった場合は、派遣で時間的な余裕ができ結果的に貯金額が増えるケースがあるかもしれません)
で、最終的な判断は、あなたがどんな生活を送りたいのか、何を優先したいのか、に尽きると思います。
私は、家庭を優先しつつ(妊活しつつ)派遣で働き始めました。
結果的に、2回出産し、育休も2回いただいき、長く安定して派遣で働くことができています。
なので、年収自体は減りましたが派遣という働き方にとても満足しています。
こちらの記事では、派遣の年収や毎月の手取額など、リアルな金額をご紹介しているので参考にしてください。
まとめ:共働きで家庭との両立を目指すなら、時間に余裕がある派遣がおすすめ!
今回の記事は、私の正社員と派遣社員の両方の経験が、誰かの役に立てたらと思いながらまとめてみました。
お金のことに関して言えば、正社員の方がしっかり稼げます。
なので、まだ子供がいないなら、正社員でがっつり稼いで貯金を増やすのもありだと思います。
一方で、派遣という働き方は、時間的な余裕があります。
正社員より年収は減るものの(直接雇用の)パートよりは効率よくしっかり稼げますし、私自身10年働いてきて派遣は子育てしながら働くにはかなり恵まれた環境だと感じています。
※補足
私が共働きで長く勤務できた派遣会社は、テンプスタッフです。
>>>テンプスタッフの口コミ・評判は?実際に6年以上働いた私がリアルな情報を全て語ります
こちらでは、実際に私が利用した派遣会社の中から、おすすめしたい派遣会社だけをご紹介しています。ぜひ、参考にしてください(^^)
コメント