派遣で30代の女性が働く4つのメリット・注意点【体験談】

働き方の悩み
  • 大手派遣会社では、実は派遣で安定して長く働く主婦も多い
  • 派遣で大手企業経験を積んで、翻訳家などのフリーランスで活躍する独身女性もいる



と、派遣のメリットを上手く活用して働く30代の女性がいることをご存知ですか?

でも、世間的には、派遣は20代の独身女性の働き方だと言われていますよね。

私も疑いもなく、そう思っていました。


かおり(派遣歴10年以上)
かおり(派遣歴10年以上)

実際には30代の私が初めて派遣社員として働き出してみたら、同僚の派遣社員が30代・40代の子育て主婦ばかりだったんです。

また、私に派遣という働き方を教えてくれた高校の友人は、30代で派遣で英文事務の経験を積んで、今ではフリーランスの翻訳家として活躍しています。(ちなみに、友人は独身です)

そこで、今回は

  • 派遣で30代の女性が働くメリット・注意点
  • 実際に派遣で働く30代の女性3人の体験談

をご紹介します。

派遣のメリットをどう活用するのか、30代で派遣で働く際の注意点、について体験談を交えてわかりやすく解説しますので、ぜひ最後まで読み進めてみてください。

派遣で30代の女性が働く4つのメリット

では、さっそく派遣で30代の女性が働く4つのメリットをご紹介します。

メリット①:プライベートを重視できる

派遣なら、プライベートを重視することができます。

理由は、仕事の内容が時間的にも精神的にも余裕があるからです。

具体的には、派遣は

  • 定時で帰れる
  • サービス残業なし
  • 責任が重い仕事が少ないからストレス減


なので、実際に私も派遣で働き出してから、ストレスがかなり減り、正社員のときのように自宅でモヤモヤ悩んだりすることがほぼなくなりました。

また、私が一番ありがたかったのが、育休復帰後に子供の体調が悪いときに仕事を休めたことです。

派遣先が大手企業だったため、職場が育児に理解があり、当たり前のように仕事を休むことができ子供の側にいてあげられました。

こんなふうに、派遣ではプライベートを重視できる、と私自身が実感してきました。

メリット②:目指す職種によっては、キャリアの目標が立てやすい

自分のキャリアの目標を叶えるために、派遣で経験を積んだり、フリーランスを目指す人もいます。

私に高校の友人Sさん(派遣という働き方を教えてくれた人)も、「翻訳家になりたい」というキャリアの目標がありました。

かおり(派遣歴10年以上)
かおり(派遣歴10年以上)

派遣なら、大手企業の実践的な仕事を学べてお金ももらえる、ということです。

それって、めちゃくちゃお得ですよね。

実際に、大手企業に正社員として転職することはかなり大変なことです。

もし難関を突破し入社できたとしても、正社員は基本的に会社の人事に従わなくてはいけないので、必ずしも自分のやりたい仕事ができるわけではないです。

その点、派遣ならピンポイントでやりたい仕事で経験を積めます。

なので、派遣という働き方をうまく利用すれば、派遣での経験は将来のキャリアの目標を達成するためのステップになります。


メリット③:大手派遣会社なら、大手企業並みの福利厚生が受けられる

かおり(派遣歴10年以上)
かおり(派遣歴10年以上)

大手派遣会社は、大手企業なので福利厚生がすごく充実しています。


一方で、ハローワークの求人で多い中小企業や家族経営の会社では、社会保険の条件を満たしていても会社が費用負担してくれず、全額自己負担というケースはよくあります。

でも、大手派遣会社なら法律にそって福利厚生の制度を決め、利用実績もあるから、安心感が全然違います。

実際に、私は大手派遣会社の派遣社員として10年以上働きながら育休を2回いただいたり、有給も全て使い切ったり、手厚い福利厚生を受けることができました。

ちなみに、大手派遣会社の福利厚生は、優秀な派遣社員しか利用できない、ということはありません。(私は以前、そう勘違いしていました・・・)

派遣社員が「利用したい福利厚生の法律的な条件」を満たしていれば、ほぼ間違いなく各種制度を利用できます。

メリット④:家庭との両立がしやすい

派遣は、家庭と両立がしやすい!

これ、私が実際に働くまで知らなかった事実です。

我が家のリアルな「家庭との両立」は、こんな感じです。

まず、夫婦だけの時(子供が生まれる前)は、派遣で定時(17時40分)に仕事を終えて、スーパーによって買い出しをし、家で料理を作り、夜7時半ぐらいから夫とゆっくり夕飯を食べる、という生活でした。

正社員の時よりも、外食が減って貯金が増えるという嬉しい誤算がありました。

その後は、子供が生まれて育休をいただき、仕事復帰したのですが、派遣会社に相談し退社時間を17時にしてもらったので、18時半ぐらいから子供と夕食を食べ、20時には寝ていました。

かおり(派遣歴10年以上)
かおり(派遣歴10年以上)

派遣で育休復帰後は、

  • フルタイムに近い働き方でしっかり稼ぎながら
  • 子供の生活リズムを崩さずに早寝早起きができる

という感じで、家庭を優先しながら稼ぐことができています。

こんなふうに、派遣では、家庭と仕事を両立させることができます。

派遣で30代の女性が働く場合の2つの注意点

次に、派遣で30代の女性が働く場合の注意点を2つご紹介します。

注意点①:パソコンのスキルは上げておいたほうが良い

派遣での仕事は、基本的にパソコンを使った業務が多いのでパソコンのスキルを上げておいた方が良いです。

理由は、派遣って楽で高時給な仕事が多いので、あまりスキルが身に付かないままで年齢を重ねてしまうリスクがあるから、です。

派遣で40代、50代になった時に、パソコンのスキルがあまりないと、正直仕事探しに苦労すると思います。

かおり(派遣歴10年以上)
かおり(派遣歴10年以上)

私自身、30代で派遣で働きはじめたときはかなりパソコンが苦手でした。

でも、テンプスタッフで6年以上働いた中で、エクセルのスキルアップ講座(無料)を受けながら、少しずつですがエクセルを使えるようになりました。

今ではピボットテーブルを使いこなして、業務効率が格段にあがりましたし、データ分析もできるようになりました。(自分でも信じられないです)

もっと早くエクセルの勉強をしていればよかった・・・と思うほど、パソコンのスキルって大事だなと思います。

なので、「派遣って楽だな〜時給もいいし〜」と実感しつつも、少しずつでもパソコンのスキルはあげておくと良いです。

注意点②:特定の業界・職種で経験を積んだほうが良い

派遣で働く場合、特定の業界・職種で経験を積んだ方が良いです。

理由は、他の働き方でも言えることですが、「自分の強み」ができるからです。

実際に、私の場合は、

  • 派遣先は大手企業(グループ会社含む)
  • 業務内容は、専門事務(営業事務、会計事務)の仕事

という条件を優先して仕事をしてきました。

結果的に、6年以上もテンプスタッフで働くことができました。
(補足:数ヶ月前に次男の育休が終了しましたが、保育園が満員で入れず・・・当分は単発派遣に切り替え予定)

なので、年齢があがっても仕事探しを楽にするために、できれば1〜2社の大手派遣会社をメインにして「自分の強みを作れる、いかせる職種」で長く働くのが良いと思います。


【派遣で30代の女性が働く】独身女性、主婦の体験談

最後は、派遣で働く私や友人のリアルな体験談をご紹介します。

【体験談その1】30代・派遣も事務も未経験・新婚

一つ目の体験談は、私のケースです。

私は、30代・事務未経験・新婚で、初めて大手派遣会社に派遣登録をしました。

実際の業務は、主に大手メーカーで営業事務、会計事務などで長年働き、時給は1400〜1600円ほどでした。

そもそも派遣で働き出した理由は、正社員への転職が上手くいかなかったからです。

新婚でいつ子供ができるか分からない30代の女性(私のこと)を、雇ってくれる会社はなかったんです。

それに気づいたのが、転職活動で10連敗したぐらいのタイミングでした。(遅すぎです・・・)

でも、結果的には派遣で働いて本当によかった!

なぜなら、

  • 派遣では正社員に比べ、ストレスが激減した(残業なし、責任軽い)
  • 派遣で育休2回取得し、子育てと仕事を両立できた(時短勤務)
  • 夫の転勤で地方へ引っ越したけど、派遣は仕事探しが超楽チンだった

と・・・・、控えめに言っても、子育て主婦にとって派遣はメリットが多すぎだからです。

【体験談その2】30代・1歳の子供がいるママ

続いて、同じ大手メーカーの派遣社員として働いていた、1歳の子供がいる友人Hさんの体験談です。

友人Hさんは派遣社員として勤務しながら育休を取得し、その後仕事に復帰しました。

でも、友人Hさんは「もっと正社員でバリバリ働きたい!」という思いがあり、昼休みにハローワークに通ったり、夜中まで求人サイトをチェックしたり、いろいろと模索していました。

ただ、1歳の子供がいる友人Hさんは、全て書類選考で落とされてしまい、一度も面接までいけなかったのです。

自分の力の限界を感じ、派遣会社に「実は正社員で働きたいんです・・・」と相談したところ・・・

かおり(派遣歴10年以上)
かおり(派遣歴10年以上)

友人Hさんは、派遣会社から紹介予定派遣の求人(※)をいくつか紹介してもらえて、なんと正社員への転職を成功させました。


(※)派遣では、「紹介予定派遣」という正社員・契約社員になることを前提として派遣で働く制度があります。
詳しくは、こちらの記事でご紹介していますので、参考にしてください。


【体験談その3】30代・派遣の貿易事務で経験積み、現在翻訳家(独身の友人)

3人目は、私に派遣という働き方を教えてくれた高校の友人Sさんです。20年来の友人です。

友人Sさんは、高校の時から英語が好きで、将来は翻訳家になりたい、とよく話していました。

実際に社会人になって、英語教育業界で働いていましたが、営業的な仕事内容だったので残業や休日出社も多く、自分の英語勉強の時間を全く取れずに仕事に疲弊していました。

そこで友人Sさんは、決断をしました。

地方都市を出て上京し、東京に引っ越してきたのです。

理由は、自分の夢である翻訳家になるためです。

そこで、まずは派遣登録し、大手M重工で貿易事務の仕事を始めました。

ドバイなど時差がある海外とのやりとりが多いため、深夜まで残業が続くこともありました。


かおり(派遣歴10年以上)
かおり(派遣歴10年以上)

でも、派遣の貿易事務の仕事は、自分の英語力をどんどんあげてくれるので、とにかく仕事が楽しくて仕方がない!、と話していました。

大手M重工で2年間しっかり経験を積んで、次も派遣社員として大手医療メーカーの翻訳事務を経験し、現在は医療関係の翻訳家として忙しい毎日を送っています。

まとめ:派遣で30代の女性は、派遣のメリットを上手く活用している!

今回の記事では、派遣で30代の女性が働くメリット・注意点、リアルな体験談をまとめました。


結論をまとめると、派遣は30代・40代だからこそ採用されやすい職場があったり、キャリア目標を達成する通過点として派遣を利用することもできる、ということです。


また、私が派遣で長年働いて感じたのは、派遣社員の中には、過去に正社員で働きすぎて過酷な状況を経験して派遣に転職した、パートで主婦同士の気を遣いあう濃い関係に疲れた、という人がけっこう多く、

  • 私が本当にしたい仕事は何か
  • 私は何を大事にして仕事をするのか

と、自問自答をしながら、派遣という働き方に行き着き、メリットを上手く活用している人が、派遣では本当に多いです。


もし、あなたが働き方でいろいろ迷っているなら、まずは実際に派遣の仕事内容・待遇を確認して検討するのが、決断の近道になると思います。

ぜひ、こちらの記事も参考にしてみてください(^^)

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